株式市場全体で暴落が続き、世の中の投資家にとっては精神的に辛い日々が続きますね。
みなさんはこの局面、どのような投資スタイルをとっていますか?
3月16日、SPYDを楽天証券で30株追加購入しました。
そして先日、HDVをVYMをそれぞれ10株ずつ追加購入しました。
今回は前回のSPYDに続いて、HDVとVYMの購入遍歴をお伝えいたします。
HDVとVYMを追加購入
2020年3月21日にHDVとVYMを10株ずつ追加購入しました。
指値設定した直後速攻で買付となり、その後も株価は下落一直線・・・。
もっと安値で設定すれば良かったと思いつつ、タイミング投資は改めて難しいことを実感した夜です。
そもそも今は株の買い時なのか?
国内外問わず、株について今は買いも売りもあまりアクティブに動くべきではないという意見が多く聞かれます。
それはそうですよね。
単純に今の騒動がいつ終息するのか出口が一向にみえないだけではなく、実経済への打撃は“これから”本格的に現れてくる前兆段階とも呼べるわけですから。
そして、僕個人的としても日本の多くの地域でいまだ
「どこか他人事」
の雰囲気である感じがしてなりません。
僕自身が地方に住んでいることが関係しているのかもしれませんが、例年通り学校の卒業式が行われていましたし、マスクをしないで集団行動しているような光景を目の当たりにすることも全然珍しくありません。
ニュースやネットで報道されているような警鐘モードも自主規制の雰囲気も正直あまり感じないのです。
それだけ実感を持てない中での今回の騒動ですから、経済自体も言葉通りじわじわとボディブローを受ける時間が長引く気がしています。
なので、今は下手に動かずじっくりと経済の動向を見守るのが得策というか王道なのだと認識はしています。
軸を決め買うという選択をした
そんな中で、僕はといえば買いに動いたわけです。
「株価の底値がどこか」
「本当の買い場はどのあたりでくるのか」
そういう短い期間での判断が求められるような先見の目を僕は持っていません。
なので、直近の株価に一喜一憂するのではなく
✔長期的な保有の中で株価は必ず持ち直してくると信じる
以上の2点を株式投資の信念の軸とした上で 待ちではなく動くことを選択しました。
この選択に至った具体的経緯は前回SPYDを30株追加購入した時の記事にて↓↓
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SPYDが暴落に弱すぎた
長期的な・・・と言いつつ、やはり日々の市場動向は気になるもので、売りの意識は排除しているものの日々チャートはチェックしていました。
そこで純粋に思ったのが
ということです。
具体的に例を上げてSPYDの暴落率を見てみましょう。
SPYD:39.98ドル/20.79ドル/-47.9%
HDV :98.49ドル/61.04ドル/-38.0%
VYM :94.86ドル/60.07ドル/-36.6%
*2020年3月25日時点
同じ米国高配当ETFであるHDVとVYMに比べて、SPYDは約10%も大きく暴落していることがみてとれますね。
SPYDはS&P 500の中でも高配当銘柄上位80社を均等組み入れしているETFなので、実態はともかく、投資家からすると景気の影響をもろに受けやすい印象があるのだと思います。
SPYD・HDV・VYMの組み入れセクター比較
では、セクターにフォーカスして3つのETFの違いをもう少し詳しくみてみましょう。
SPYDは景気循環株と不動産株の組み入れ比率が高いです。
対して、HDVとVYMは景気後退時にも影響を比較的受けにくい、ディフェンシブとヘルスケアセクターの組み入れ比率が高いことが分かります。
こう見てみることで同じ高配当ETFの中で、SPYDの暴落率が特出してしまう理由もなんとなくですが分かる気がしますね。
暴落局面での精神状態をマイルドにする
僕は最低でもあと30年を見据えて長期投資をする予定です。
今回のような暴落相場に再度直面した際、資産の下落率を少しでも抑える為に、HDVとVYMの保有割合を高くすることに決めました。
という声も聞こえてきそうですが、先にも記載した通り僕は先見の目をもっていない為、比較的安く変えたと思えるくらいのタイミングで良いと判断しました。
最安値狙いはそもそも至難の業なので。
売却するまでは損益確定しないと言えども、人間心理的に自分の資産が目減りするのを見ているのはどうしたって辛いですからね。
僕も今の暴落市場は正直辛いです。
今回のみならず先々の暴落市場に出くわした際、SPYDに集中投資しているよりもETF同士で互いの良し悪しを補完しあえるようなポートフォリオの方が、精神的にも望ましいと考えてのHDVとYYMの追加投資でした。
まとめ
今回はHDVとVYMの追加投資について書いてみました。
約280銘柄へ幅広く分散させているVYMは、実はHDVのほぼほぼ全銘柄をカバーしているので、
「歴史も長いし、安定してそうなVYMだけでもいいんじゃないの・・・」
という考え方もありますよね?
僕としてはHDVの配当利回りが良いからという理由もあったりしますが、最終的には個人の考え方それぞれかと思います。
その辺りのお話はまた別の機会に皆さんといっしょに考察していければ嬉しいです。
3月は各ETFの分配金が出る月でもあるので、眉間のしわを緩めて、一息つけるタイミングを取ることも大切にしていきましょう。
株式投資は長期戦を戦い抜くことが、ある意味で負けない鉄則だったりもしますから。
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