週末武豊の記事主:けんとんです。
週末はほぼ武豊のことしか考えていません。
明日4月19日(日)は牡馬クラシックの第一冠、皐月賞が中山競馬場で行われます。
武豊はデビューからの全4戦で手綱をとってきたマイラプソディとのコンビで本レースに臨みます。


今回は武豊とマイラプソディが皐月賞を勝利する要素5選を僕独自の見解で熱くご案内します。
この記事を読み終わる頃にはあなたもきっとこう思えているはずです。

✔武豊をどうしても応援してしまう
✔武豊とマイラプソディに皐月賞を絶対勝ってもらいたい
✔武豊そのもの(本人)

行ってみましょー!!
武豊とマイラプソディが 皐月賞を勝利する要素1:デビューから全戦でコンビを組み続けているのは3頭のみ
まずはマイラプソディのプロフィールとこれまでの戦績です。
2017年02月09日生まれ(牡3)
父 :ハーツクライ
母 :テディーズプロミス
馬主 :株式会社キーファーズ
生産者 :ノーザンファーム
調教師 :友道康夫(栗東)
戦績 :4戦3勝(全レース武豊騎乗)
主な勝鞍:19’ラジオ京都2歳S(GⅢ)
*いずれも2020年4月18日時点
デビュー以来の全4戦で武豊が手綱を取っています。
騎手の乗り変わりが激しい昨今、デビューから全レース同じコンビを組んで本番に臨めることも少なくなってきていますね。



デビューから同じコンビで今回の皐月賞に進んできたのは出走18頭中、なんと3頭だけです。
そしてその中で重賞勝ちがあるのは武豊とマイラプソディのコンビだけ。
2勝以上しているのも武豊とマイラプソディだけ。
デビュー戦からコンビを組んでいる期間が長ければ長い程、その馬の癖や特性も鞍上が理解していることになります。
例えばレース中にソラが多いだとか、手前を変えることが上手いとか、ステッキに対する反応だとか。
特に馬の成長が著しいこの時期において、その成長過程を実レースで感じていることは大きなアドバンテージになることが多いです。
ましてや、レースで馬を育てることに長けている武豊が鞍上ですからね。
武豊とマイラプソディが 皐月賞を勝利する要素 2:前走の敗因が悲観的なものではない

武豊とマイラプソディのコンビは前走の共同通信杯で1番人気を背負いながら4着に敗退してしまいました。
デビューからの連勝が3でストップした瞬間です。
当時は僕もこの敗戦にかなりショックを受けましたが、冷静になって再度検証してみるとそれほど悲観的な負けではなかったと思えました。
馬場が渋っていた
稍重の発表でしたが、見た目にはもう少し重いというか緩い馬場に見えました。
直線を向いたところで前目にいた2頭がワンツーで決着しています。
後ろから追い込みをかけたマイラプソディ含め上位6頭までが揃えるように34秒台の上がりとなり、上がり33秒台を出せた馬が1頭もいなかったレース。
直線の長い東京コースで上がり最速34秒1、優勝馬であるダーリントンホールの走破タイムが1.49秒6は結構遅いですよね。
共同通信杯の2走前、当時2歳のマイラプソディは阪神で9月に行われた野尻菊ステークスを1.47秒4で勝っています。
そのレースと比べて2秒以上も遅いわけですから、馬場の影響は大きかったと思って良いと思います。
後ろから競馬をするマイラプソディには馬場が向かなかったと言わざるを得ません。
先を見据えた競馬をしたこと
馬場や展開を考え共同通信杯を勝ち切ることだけを目的にするならば、もう少し早めに動いても良かったと思います。
ですが、武豊はマイラプソディのポジションを道中押し上げなかった。
やはりこれは先=ダービーを見据えての競馬なのだと思います。
この時期にレース中で我慢をしっかりと覚えさせることは、気性面でまだ幼さの残る3歳春の競走馬にとっては先々に繋がる大切な教育なのです。
他のステップレースではなくあえて共同通信杯にマイラプソディを出走させたのは、皐月賞とのレース間隔に余裕を持たせるという意味合いもあったのだと思います。
それにプラスして、調教師の友道先生とすれば距離こそ違えどやはりダービーと同じ東京コースを一度経験させておきたかったのだとも想像します。
その意図もしっかりと認識しつつ、武豊はダービーを勝つ為に”今”どういう競馬を教えれば良いのかまでを考えて競馬をした気はします。
共同通信杯を勝つ為だけであればもう少し前目の競馬をするなり仕掛けのタイミングを早めで促すなど、結果はともかくとして他の展開のレース運びをする選択肢はあったと思うので。
レース後の武豊のコメントが意外と前向き
共同通信杯の敗戦について、武豊は具体的な敗因を述べておりません。
そして、武豊TV内ではこうも言っています。
「すごい走ってこの着順とかだったら非常にがっかりというかね・・・本番に向けて今度は更にメンバーも強くなるとかあるんですけど。走ってないんでね。そんなに失望することはないかなって感じですね。」
走ってない。
そう、マイラプソディはこのレースで本来の能力を出していないんです。
単に力負けしたようなことではない、と。
武豊本人が悲観コメントを出していないのであれば、僕は本番の巻き返しも大いに期待します。
武豊とマイラプソディが 皐月賞を勝利する要素3:他の有力馬のマイナス面がそれなりにある
皐月賞の2020年4月18日お昼現在の人気上位3頭です。
2番人気:サリオス(4.0倍)
3番人気:サトノフラッグ(4.5倍)
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7番人気:マイラプソディ(16.2倍)
さて、皆さんがこの中で一番怖い=マイラプソディの最大のライバルになるのはどの馬だとおもいますか?
僕はサトノフラッグです。


正直、サトノフラッグは純粋に実力だけ見たら僕は同世代最強じゃないかとすら思っています。
以前に記事を書いているので見てみてください↓
突然ですが、僕は武豊が大好きです。週末はほぼ武豊のことしか考えていません。そんな僕が今回はけんとん2020年のクラシックロード、武さんにはこの馬に乗ってもらいたい!!!を永遠と書きます!世[…]
ただし!
今回はあくまで武豊とマイラプソディが勝つイメージを強く持つ為のブログ記事なので、そこを無理矢理にでも推し進めます。
ローテーションの面から
1番人気のコントレイルは昨年12月28日のホープフルステークス(GⅠ)から、2番人気のサリオスは昨年12月15日の朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)からの直行です。
どちらも4ケ月の休養明けぶっつけ本番です。
確かにどちらも強い競馬をして前走GⅠの舞台で勝ち切っているわけですから実力馬であることは間違ありません。
ですが、今年は特に粒ぞろいと呼ばれる牡馬クラシックにおいて、3歳になってから一度もレースを走っていないことが果たしてプラス要素になるでしょうか?


良くも悪くもどうなるか分からない成長期において、必要以上にレースで消耗させずゆっくり成長させるのは大切なことです。
がしかし、この4カ月の間に他馬との力関係を1度も計っていないのもまた事実です。
次に述べる内容も踏まえ僕はマイナスだと思っています。
斤量の面から
上位人気3頭の内、本番の皐月賞と同じ斤量57キロを背負ってレースを走った馬はいません。
コントレイル・サリオスは前走で55キロと本番と2キロの斤量差。
サトノフラッグは前走の弥生賞ディープインパクト記念で56キロとこちらは本番と1キロの斤量差。
対してマイラプソディは前走の共同通信杯で57キロと、本番の皐月賞と同斤量を経験しているのです。
先に述べたように共同通信杯で武豊とマイラプソディは負けこそしていますが、実はこのレースの出走9頭中で唯一57キロを背負って走ったのもまたマイラプソディ1頭だけです。
実力だけで決着しない3歳戦、スピード馬が勝つと言われている皐月賞において、500キロ前後の馬格があるマイラプソディが一度57キロを経験していることは絶対有利に働くはずです。

武豊とマイラプソディが 皐月賞を勝利する要素 4:友道厩舎であること

マイラプソディを管理するのはダービー2勝をはじめ、数々のGⅠ馬を輩出する名トレーナー:友道康夫調教師です。
2009年の皐月賞をアンライバルドで、2016年・2018年のダービーをそれぞれマカヒキ・ワグネリアンで、そして記憶に新しい昨年2019年の菊花賞を我らが武豊を鞍上に据えワールドプレミアで勝ち、牡馬クラシックを完全制覇しています。

そう言っても過言ではないと思います。
前走の共同通信杯よりもマイラプソディを仕上げてくることは間違いなく、ここも期待値が上がる要素と考えます。
目標の本番レースから逆算して体調管理やローテーション組みを行うことにかけては競馬界でも超トップクラスの実力を誇る友道厩舎。
前走の敗退を受けてこそ、虎視眈々と狙っているはずです。
プラスして考えられるのが同じく友道厩舎で管理するアドマイヤビルゴの存在。
2017年01月27日生まれ(牡3)
父:ディープインパクト
母:イルーシヴウェーヴ
馬主:近藤旬子
生産者:ノーザンファーム
調教師:友道康夫(栗東)
戦績 :2戦2勝(全レース武豊騎乗)
主な勝鞍:20’若葉S(L)
*いずれも2020年4月18日時点
アドマイヤビルゴは武豊と共に前走の皐月賞トライアル若葉ステークスを快勝しています。
レース直後は

みたいな心配をすごくしていたのですが、その後友道厩舎から

との発表がありました。
どちらも武豊を主戦とすることからのマイラプソディとの使い分けなのか、アドマイヤビルゴ自身のローテーションを勘案してなのかは定かではありません。
仮に前者だとする場合、マイラプソディが皐月賞を勝てると友道先生が判断しなければアドマイヤビルゴを出走させた可能性は高いでしょう。
若葉ステークスは皐月賞トライアルですからね。
ダービーはともかくとして、皐月賞はマイラプソディの方が適正が高いと判断したからこそのアドマイヤビルゴのローテーションを京都新聞杯へ向けたと思いませんか?



とにもかくにも、武豊の有力お手馬の1頭であるアドマイヤビルと皐月賞でバッティングしなかったことが、マイラプソディにとってはプラスの要素です。
武豊とマイラプソディが 皐月賞を勝利する要素 5:ナリタタイシンが天に召されたタイミング

1993年の皐月賞を武豊と共に勝ったナリタタイシンが、先日4月13日に天に召されました。
30歳、長くしっかり生きましたね。


不思議なのですが、レースを勝つ馬には時として、勝つことの伏線だったかのような出来事やニュースが起きるのです。
そう、競馬はいつだってドラマチックなのです。
皐月賞ウィークの週初めに、武豊で皐月賞を勝ったナリタタイシンが天寿を全うする。
それだけではありません。
ナリタタイシンはマイラプソディ同様に後ろからの競馬を得意とする馬でした。
そして、出走レースこそ違えど共同通信杯で負けたマイラプソディ同様、ナリタタイシンも前哨戦の弥生賞で2着に敗退し、皐月賞を巻き返しで勝利しています。
機会があれば当時のレース映像をみてもらいたいです。
直線を向いたところで前々のポジションをとっていた馬どおしの競り合いを制しビワハヤヒデが抜け出し勝ったかに思われたその瞬間、ゴール直前で武豊とナリタタイシンが飛んできて見事に差し切るレースです。
決して直線が長いとは言えない中山競馬場のコースで、ギリギリまで仕掛けを遅らせた武豊とそれに応えて素晴らしい切れ味を見せたナリタタイシン。
レース映像をみてもらいたいと言いましたが、どこからどう飛んできて差し切っているのか、初見では訳が分からないと思います。
それくらいあっという間の加速劇、そして差し切りなのです。


そう、いうなれば、先週の桜花賞。
武豊とレシステンシアが惜しくも敗れたあの桜花賞の勝ち馬、松山騎手とデアリングタクトの勝ち方が武豊とナリタタイシンの皐月賞の勝ち方に似ているのです。
今週は先週のリベンジも兼て、武豊とマイラプソディにそれをやってもらいましょう!!
さてどうでしょう?
武豊とマイラプソディが今週末の中山競馬場の直線で飛んできて、前目を行くコントレイル・サリオス・サトノフラッグをスカっと差し切る映像が見えてきませんか?
武豊とマイラプソディが 皐月賞を勝利する要素 :まとめ
今回も超大作の文面になりました。
なかなか武豊を語るのに要約っていうのはできないものです。
最後にまとめてみてみましょう。
✔要素1:デビューから全戦でコンビを組み続けているのは3頭のみ
✔要素2:前走の敗因が悲観的なものではない
✔要素3:他の有力馬のマイナス面が結構ある
✔要素4:友道厩舎であること
✔要素5:ナリタタイシンが天に召されたタイミング
正直な話、 他の馬が強い形で各前哨戦や前走を勝ってきていたこともあって、この記事を書き始めた当初は、

なんて思っていました。
はい、それが本音です。
でもですね、沢山データを拾い集めてまとめてみると意外や意外

と思えてきて、現時点では勝つ映像しか思い浮かびません(笑)
単純ですね。
でも良いのです。
武豊が大好きで書いているだけの記事なのでその目的は十分に達せましたし、なにより俄然明日の皐月賞が楽しみになってきました。
みなさんも明日の皐月賞、いっしょに楽しみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。

みたいな方がいらっしゃれば、是非ともコメント欄やTwitterでやり取りしましょう!
武豊と武豊好きに幸多からんことを♪