週末武豊の記事主:けんとんです。
週末はほぼ武豊のことしか考えていません。
来ましたね、ビッグニュースが。

拍手~!
パチパチパチパチっ!!
もうね、個人的には嬉しすぎるニュースです。
とにもかくにも今年のクラシック、沢山いたパートナー候補の中でも、僕は武豊がサトノフラッグとコンビを組むことを一番待ち望んでいたので。

✔武豊をどうしても応援してしまう人
✔武豊の日本ダービー制覇を夢見ている人
✔武豊とサトノフラッグのコンビを心待ちにしていた人
✔武豊そのもの(本人)

武豊とお手馬達の3月~5月にかけての状況
マイラプソディ、アドマイヤビルゴ、サトノインプレッサ、そしてサトノフラッグと、今年の武豊にはクラシック戦線を共に戦うパートナー候補が4頭もいました。
皐月賞前の3月から4月中頃にかけては


こんな思いでワクワクが爆発しそうだったのは僕だけではないでしょう。
ですが、そこから時間が経ち2020年5月16日現在。
皐月賞が終わり、京都新聞杯が終わり、NHKマイルカップが終わり、日本ダービーを2週間後に控えた今となっては、残念ながら武豊ファンに当初の盛り上がりはみられなくなってしまっています。
何故なら、あれだけ期待していた4頭すべてが次走で負けてしまうというまさかの展開になったからです。
それでは今一度、武豊のお手馬それぞれの直近レース結果を整理してみましょう。

馬名 | 開催日時 | 直近出走レース | 着順 | 騎手 |
サトノフラッグ | 4月19日(日) | 皐月賞(GⅠ) | 5着 | クリストフ・ルメール |
マイラプソディ | 4月19日(日) | 皐月賞(GⅠ) | 13着 | 武豊 |
アドマイヤビルゴ | 5月 9日(土) | 京都新聞杯(GⅡ) | 4着 | 藤岡康太 |
サトノインプレッサ | 5月10日(日) | NHKマイルカップ(GⅠ) | 13着 | 武豊 |
認めたくは無いですが、改めてその戦績をみると辛い気持ちになってしまいますね。
先週末に行われたサトノインプレッサの大敗でとどめを刺されたような気持になったファンの方も多いのではないでしょうか?
いったい武豊の日本ダービーはどの馬と共に出走できるのか・・・
どの馬と出走することが一番喜ばしい状況なのか・・・
いずれにしても皐月賞前のテンションには到底及ばない気持ちでいたのが大方の武豊ファンの正直な気持ちでしょう。
そして舞い込んだサトノフラッグとのコンビ復活のニュース
2020年5月15日、サトノフラッグを管理する国枝調教師から日本ダービーへは武豊とのコンビで出走を目指すことが発表されました。

武豊とサトノフラッグは3月8日に行われた報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)を快勝。
このレースは昨年までは弥生賞として開催されていました。
サトノフラッグのお父さんであり、現役時代は全レースで武豊が手綱をとったディープインパクトの名前が今年からレース名として加えられ弥生賞ディープインパクト記念となっています。
そして、今年の同レース出走馬11頭中、ディープインパクトの子供はなんとサトノフラッグただ1頭。
それをディープインパクト現役時代にしたようなレース内容で快勝したことから、僕はこのコンビに大きな夢を見てしまいました。
その辺りのことは以前の記事でかなり熱く触れていますので、是非とも読んでみてください↓
武豊のクラシックパートナーについて熱く語る:2020年牡馬編/週末武豊だけ思考の僕がアドマイヤビルゴ・マイラプソディ・サトノフラッグの3頭で悩んでみた
レース後、次走にあたる皐月賞の鞍上は早々にクリストフ・ルメール騎手に決定した為、前述してきた4頭の中では一番最初にコンビ継続断念となってしまっていたのがサトノフラッグです。


ですので、サトノフラッグ×武豊のコンビ復活のニュースは本当に嬉しいものでした。
武豊とサトノフラッグコンビ再結成を他のお手馬との兼ね合い面から
ルメール騎手×ワーケアとの兼ね合い
サトノフラッグのプロフィールとここまでの戦績を見てみましょう。
2017年02月26日生まれ(牡3)
父:ディープインパクト
母:バラダセール
馬主:株式会社サトミホースカンパニー
生産者:ノーザンファーム
調教師:国枝栄(美穂)
戦績 :5戦3勝
主な勝鞍:20’弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)
*2020年5月16日現在
武豊と再コンビ結成に至るには実に色々な状況や背景が絡み合っています(と思っています)。
まずは、前走の皐月賞の鞍上だったクリストフ・ルメール騎手のこと。
ルメール騎手は日本ダービーでワーケアの手綱をとることが決定。
ワーケアはここまで4戦2勝2着1回3着1回と抜群の安定感を誇る馬。
そしてその全てのレースでルメール騎手とコンビを組んでおることから、皐月賞のサトノフラッグの結果次第では日本ダービーでのワーケアとのコンビ継続もそもそも視野にあったのだと思います。

正直、皐月賞においてサトノフラッグのかろうじて掲示板確保という結果は、ルメール騎手の動向を決めるのにどう転ぶか、非常に判断が難しいものだと僕は思っていました。
5着という着順結果だけではなく、そのレース内容を見た時に、勝ったコントレイル、2着のサリオスとサトノフラッグとの間に大きな力差があることを僕は感じていました。
多くの競馬ファンが同じ感想だったと思います。
そして、

と、そう思っていました。
ややこしい話になりますが、前述した弥生賞ディープインパクト記念で武豊を鞍上にしたサトノフラッグの2着に後塵を拝したのは、他でもないルメール×ワーケアです。
サトノフラッグ・ワーケア両方に騎乗しているルメール騎手だからこそ、皐月賞のサトノフラッグの走りがもっと勝ち馬と競るような内容であったなら、サトノフラッグを選びたい気持ちになってもなんら不思議ではありません。
ですが、ルメール騎手は現実的にサトノフラッグとのコンビ解消でワーケアと日本ダービーを目指すことに。
もちろんルメール騎手が皐月賞の結果を受けてワーケアを選択したのか、日本ダービーはワーケアで行くことが以前から決まっていて皐月賞のサトノフラッグはスポット騎乗だったのか、それともサトノフラッグ陣営が武豊を指名したのかの真意は分かりませんが、結果サトノフラッグ×武豊のコンビ復活となったわけです。
武豊×マイラプソディとの兼ね合い
同じく前走皐月賞に出走していたマイラプソディは武豊を鞍上に13着と大敗してしまったことから、日本ダービーのパートナーとしてマイラプソディ・サトノフラッグ2頭を自由に選べる立場であるならば、やはりサトノフラッグに軍配が上がると思っていました。
もちろんマイラプソディのことも全力で応援していましたが、武豊鞍上という条件が外れ、単純な馬同士の能力差を計った場合、サトノフラッグ > マイラプソディであることは皐月賞前・後、一貫して僕の中から離れず。
ですが、1点気になっていたのは、マイラプソディのオーナーがキーファーズであること。
キーファーズの代表である松島正昭オーナーといえば、武豊で凱旋門賞を勝つことが夢だと言い続けている方。
ほぼ全ての所有馬の優先騎手として武豊を乗せているだけにとどまらず、2019年の凱旋門賞4着馬のジャパンの共同所有権までもを獲得し、今年2020年の凱旋門賞に武豊を乗せて出走させることまでも視野に入れている正真正銘の武豊優先主義者。
そんな松島オーナーとの絆もあるので、皐月賞で大敗したとはいえ

とも感じていました。
ですが、今回の発表を見て僕は、松島オーナーがあくまで武豊優先主義を貫いて

との思いで身を引いてくれたのかなと考えてしまいました。

まぁ、あくまで僕個人の想像の話にはなりますが。
ちなみにマイラプソディ自身は横山典弘騎手とのコンビで日本ダービー出走を表明しています。
マイラプソディにも頑張ってもらいたいですね。
武豊×サトノインプレッサとの兼ね合い
前走NHKマイルカップで武豊とコンビを組んだサトノインプレッサのことも触れておきましょう。
皐月賞をパスして同レースに進んだサトノインプレッサは、3番人気に支持されるも、17番枠という枠順も響き終始外々を回らされる展開。
直線を向いてもポジション取ることも足を使うこともできず、一瞬の見せ場もない13着。
個人的には勝って変則ローテーションでの日本ダービー挑戦を武豊と歩む道もあるかなと本気で思っていたくらいなので、大敗の結果に、当日は言葉を発せなくなる程落ち込んだのを覚えています。
が、しかし一方では、このレースまでに潜在能力の高さは見せていたものの、GⅠ戦線をにぎわせるような強い馬とは戦ってこなかったサトノインプレッサにとっては試金石になるレースだとも思っていました。

もしNHKマイルカップを勝つようであれば、おそらくは武豊×サトノインプレッサのコンビで日本ダービーへの流れだと思いつつ、やはりくすぶるのはサトノフラッグへの思い。
サトノインプレッサのNHKマイルカップの結果いかんに限らず、やはり能力値ではサトノフラッグが上だと僕は考えていたこと。
今年はかなり骨太だと言われる皐月賞組との初対決が日本ダービー本番となれば、サトノインプレッサにとってはかなりハードルが高くなる気がしていたこと。
様々な思いがあった中、同じオーナー所有の両馬の背中を知る武豊にサトノフラッグへの騎乗依頼が来たことは、里見オーナーの気持ちとしてもサトノインプレッサよりもサトノフラッグの方が期待度が高いと判断されてのことなのかなと、僕個人的にはスッキリできています。

サトノインプレッサは若手のホープの1人でもある坂井瑠星騎手とのコンビで日本ダービー出走が決まっています。
こちらも密かに応援しましょう。
武豊×アドマイヤビルゴとの兼ね合い
アドマイヤビルゴについても。
ここも個人的には血統や、長らく疎遠となっていた武豊×アドマイヤ軍団復活という背景からも期待度が高いコンビではありました。
がしかし、アドマイヤビルゴは前走の京都新聞杯で4着と賞金加算できなかった為に現状の日本ダービーの出走ボーダーラインに乗れていません。
そして、前走後早々に陣営から日本ダービー回避の決定も発表されており、他馬の動向を伺うまでもなく、今回の記事で取り上げている4頭中、春のクラシック挑戦が唯一叶わない馬となってしまいました。
ただ、亡き近藤利一オーナーが、長きに渡る絶縁関係(と言われている)を雪解けとし、武豊にその鞍上を任せたほどの期待の高額馬なので、今後再び武豊とコンビを組んで活躍してくれることを期待しましょう。

まとめ
サトノフラッグが日本ダービーで勝利するには、コントレイル・サリオスという現3歳世代では抜けていると言わざるを得ない2代巨頭を倒さねばなりません。
確かに皐月賞では溝を空けられる結果となってはしまいましたが、そもそもサトノフラッグはデビュー戦でフィリオアレグロの6着に敗れており無敗馬としての街道をそもそも1度も歩んだことが無い馬。
エリートというよりも、巻き返しという言葉が似合う馬でもあるのです。
デビュー戦でサトノフラッグが敗れたフィリオアレグロは前走の青葉賞(GⅢ)で3着に敗れているのですが、この時レースの勝ち馬であるオーソリティをサトノフラッグは弥生賞ディープインパクト記念で3着に退けています。
皐月賞組でいっても、3着に入ったガロアクリークや4着のウインカーネリアンとはそれぞれタイム差0.4秒/0.6秒と、ともに十分逆転可能な差だと思います。
ちなみにウインカーネリアンも弥生賞ディープインパクト記念に出走しており、この時は8着なので、1度は快勝している相手ではあります。


キリがないのでこの辺で我慢しておきますが、皐月賞の1着・2着馬を目標にしつつ、弥生賞ディープインパクト記念のようにハマった競馬さえ出来れば強い内容で勝てるのがサトノフラッグだと思っています。

結論、僕としては当初一番望んでながら、一番コンビ継続が難しいのかと思われれていた武豊×サトノフラッグのコンビが復活してくれたことはとても嬉しいという、ただそれだけのお話でした(笑)。
いつもついつい長くなってすみません。
サトノフラッグが弥生賞ディープインパクト記念のような上がりの足を日本ダービーで再び見せてくれることを期待しつつ、本番の5月31日を待ちたいと思います。
皐月賞後に一度、武豊の日本ダービーについての記事も書いているので、是非とも合わせて読んでみてください↓
武豊の日本ダービーパートナーはサトノインプレッサかアドマイヤビルゴか?マイラプソディとサトノフラッグも候補?

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武豊と武豊好きに幸多からんことを♪